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BCL再入門 [BCL]

なんとなく、ループアンテナを調べているうちに、段ボールで作ってみた。

ありもののスピーカーケーブルで、段ボールに1周1m強のループコイルを巻き、ビニール袋とアルミホイルでバリコンつくって、なんとなくいいかげんに作ってみたら、きちんとAM周波数で共振できて、なんとも経験したことのない、ものすごい高性能。部屋の中で、電界も低いのだろうが、このアンテナは磁界があればよくて、電源ノイズも避けられるようで、低ノイズ。

その後、バリコンを買いつないだけど、バリコンなんて簡単に自作できるんだなぁ。

いにしえより伝来のBCLラジオ、ナショナル クーガー2200と、この中波ダンボールループアンテナの組み合わせは、日本中のおよそわかる限りの遠距離の局を、ほとんど受信できた。

ここ東北から、東京キー局は全てOK。大阪も、東京よりよく受かるくらい。北海道のSTVやHBCの、さらに下位の室蘭とかの1-5kw中継局まで受信可能。

熊本や大分といった、遠距離でやや出力が低くても、フェージングがありながらも受信可能。
昔、小学生でやってた頃は、こんなに遠距離は無理だったけど、どうなってるんだろうか。

またBCLをやってみたくなったので、色々と物色してみて、FT-1011をオクでお安くゲット。
一応開局してるから、変更申請すればHFで交信もできるのだけど、15mはまだあまりよろしくないコンディション。7MHzで、あくせくとQSLカードを集めるのも。。。

余ってたBS/CSテレビ用の同軸ケーブルで、直径80cmほどのシールドループアンテナを自作し、ベランダにビニテで軽く固定してぽいっと立てて、同軸を引き込んでFT-1011につないでみた。ノイズの低さに驚く。

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まず適当な長さで同軸をひんむいたところ。

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すずメッキ線で固定して、末端のシールド線をはんだメッキしてオープンのまま、末端の芯線だけ給電部のシールドアースに落とす。

K3100050.jpg
ホットボンドで防水加工。

このあと、チョークを挟む。

ベランダに落ちてた、子供の虫網のやぶれたものを分解して、1mほどの竹ざおマストとして利用。竹竿先端に固定。


が、やはりこのリグ(無線機)は発売時には最高級であっても、外部スピーカーが前提で、内蔵スピーカーが今イチでクーガーにさえ音質で負けるから、ちゃんと外付けを考えなきゃいけない。KENWOODミニコンの余ったSPをつなぐとすばらしくHiFiなんだけど、低音が出過ぎ。GEQかパラメトリックEQが欲しいところ。内蔵のデジタルEQは、Onにするだけでずいぶんと帯域が狭くなり、あまり了解度を上げられない。無線機やラジオのスピーカーについては、また後日。

ノッチと、レベル可変ノイズブランカーは、非常によく効く。


昔と違って、BCL環境が様変わりしてる。

まず、家庭内のノイズの多さに、驚いた。調べてみると、確かに昔は家全体で20A程度で、スイッチング電源も全く使われてなかった。今は、最低30A、うちは50Aにしてるけど、そのほとんどにスイッチングレギュの家電がぶら下がってて、家庭内のAC配線に沿って、HF帯にすごいノイズが放射されまくってる。

やはり、通信機型受信機や無線機など、金属の箱にノイズ対策をされておさまってるラジオに、普通のプラスチックラジオはかなわない。

昔の木造2階の実家の部屋の中では、ロッドアンテナを延ばしただけで、それなりに受信できたが、今の鉄筋とアルミサッシの部屋で、このノイズまみれでは、外部アンテナが必須。あるいは、ホタル族のように寒いベランダでアンテナを延ばして聞くと、その劇的な感度の向上にびっくりする。

各国の国際放送では、モスクワ放送>ロシアの声、北京放送>中国国際放送、朝鮮中央放送>朝鮮(チョソン)の声、などと、呼称からして変わってるのだが、、ブランクの間にドイチェ・ベレとかBBCとかが、日本語放送をやめてしまってるし、FEBCフィリピン、ラジオオーストラリア、バチカン放送なんかも、もう日本語はない。

ちょっと調べてみると、ポッドキャスティングやRealAudioなど、短波に比べれば非常にクリアに同じ内容をインターネット配信してるから、わざわざ何万円も投資してノイズまみれの放送を聞くのは懐古趣味と言われそうだが、両方の使い分けがありだと思う。最近は、昨夜聞いたロシアの声のニュースを、ポッドキャスティングでiPodでクリアな音声で聞きながら出勤し、お昼のニュースに突っ込み入れてたりする。

ポッドキャスティングの、VOAの Special Englishは小中学生の英語教材に最高だろう。

自分自身も昔と違ってて、VOAやVOR(Voice of Rossia)の英語が8−9割聞き取れるから、アナログにVFOダイヤルを回しながら、未知の英語放送に聞き入ってしまうこともあり、なかなかBCL本来の醍醐味が味わえる。

タグ:BCL
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