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PMW-EX1の立ち位置 [HDV]


AV Watch 小寺さんのZoomaより
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080227/zooma347.htm
PMW-EX1の動画サンプルが、300MB近くと大きいが、ダウンロードできる。

氏も書いているように、SONYでのXDCAMはHDCAMの格下という位置づけなのだが、このカメラは別格。動画をHDフル解像度で見るとわかるように、MPEG2のこのビットレートなりの細かい描写での甘さはあるのだが、それはより上位の500-1000万円クラスのプロ機材と比べてのこと。

1/2インチのフジノンレンズとイメージャーが、うまくマッチしたんだろう。この価格では、レンズは実質10−20万円というものじゃないかと思うが、この価格で2/3インチの高画質レンズを作るのは無理でも、1/2インチならがんばって磨けばいいものができる、ということなんだろうな。隅々までクリアで収差も少なく、価格以上の画質と感じられる。

やはりカメラはレンズがモノを言う。
なにか、ストーリー性のあるものを、撮ってみたい、という気にさせる画質だ。

やはり後継機は、肩担ぎタイプだろうか。大型になるので、バッテリーやカードスロットを増やしたりできる。スイッチ類もより操作しやすくレイアウトできる。肩に担げれば、この倍の重量でも1日しょってられるが、このスタイルは手で全重量を支えるから、1時間未満で手がプルプルし始める。だが、この大きさでないと潜り込めない世界もあるから、両タイプ併存はアリだなと思うし、三脚が前提になるようなシーンではこの形でも問題ない。

ワークフローとしては、FCPもEDIUSも対応しているから、問題ないだろう。メモリーカードは何度も使うから、イニシャルコストは高くてもすぐにランニングコストで回収できる。撮影時点でファイル化されているから、バックアップ先には安価なSATA HDDを2つ使い、世代が進むごとに大容量HDD化していけば良い。パソコンでファイルコピーくらい小学生でもできる。

高価な業務用HDCAMテープを何十本単位で使っている所は、こういうデータの取り回しの良いテープレス化によって、ついでに低コスト化できるならば飛びつくだろう。

1080iのHDVとしてFX1を初めて出す時に、ソニーはこんなのを出してしまってHDCAMが売れなくなってもいいの?という疑問があったが、その後のダウンサイジングとテープレス化の流れをしっかりと読んで、トータルとしてはうまくいってる。その流れの中にこのEX1もあり、エポックメイキングな一幕として記憶されることになるんだろう。

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