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HDDVD撤退と、BDの将来 [HDV]

東芝がHDDVD撤退を検討しているが、これでいわゆる次世代の規格戦争を前にした消費者の買い控えが解消されて、一気にDVDの次世代化が進むという。

報道では、ワーナーの決断は、昨年末のハリーポッター売り上げで圧倒的にBDが優勢だったから、というものらしいが、HDDVDとBD同時発売のいろんなタイトルで、BD優勢なのは最近のトレンドだった。

日経トレンディネットのコラム
米ワーナーBD支持の背景は?──BD陣営のキーパーソン・小塚氏に聞く
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20080213/1007024/

BD陣営のパナ小塚氏の言による(近未来)予想だが、

●パラマウントやユニバーサルも検討しているだろう
●東芝もBDをつくる(のを妨げない)
●BD陣営内の競争が始まる
●BDレンタルが立ち上がる
●BD売上げがDVDと逆転する

といっているが、妥当なものだと感じる。

映画配給各社は、収益源としての映画DVDセルの価格破壊が止まらず、もう次世代DVD規格競争なんて待てなくなり、この年末商戦でBD優勢だったから判断した、という。日本の場合、映画レンタルがどのあたりで立ち上がるかが、ひとつのポイントになるだろうけど。

個人的には、コンシューマでのオーサリングの対応状況が、これで一気に進むことを望む。マイクロソフトもアップルも微妙にHDDVD陣営で、BD対応はサードパーティーだけだったので。

それによって、コンシューマでより気軽にBDでハイビジョンディスクを作って、これまでのDVDビデオのようにハイビジョンムービーをBDによる配布が現実的になって、ひいては小型軽量なハイビジョンカムコーダーなども普及に弾みがつくと思う。

当面、アップルのiLifeのiMovieやDVD StudioProのBD対応を心待ちにしてるのだけど、UDF2.5対応はOSをUPする必要があり、簡単ではないだろうが、近いうちの検討課題になるだろう。

また、HDDVDソフトを再生できる環境は、今売られている在庫のHDDVDプレーヤーのみとなり、例えば現行DVDStudioProによるオーサリング結果の検証用といっためちゃニッチな分野に、ある意味希少価値がでるのか?とも考えたが、Macを買えば標準装備のソフトである、その名も「DVDプレーヤー」がHDDVDを再生できるし、あれだけ普及したLDプレーヤーすらもう必要性がない現状を見ると、これはもう博物館展示用という位置づけになるんだろうか。。。


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