SSブログ

777のエンジン制御 [航空]

その後の報道で、滑走での不時着陸時まで、エンジンはアイドルに近い出力で回っていたらしい。

ただ、コックピットやオートスロットルからのエンジン制御に、FADECというエンジン制御コンピュータが反応しなくなった、ということであり、あってはならないコンピュータ暴走っぽい。何重にも自己チェックされ、暴走しないはずの設計であり、なかなか考えにくい事態だ。

このFADECというエンジン制御コンピュータは、エンジンにそれぞれついていて、いわば最近のクルマの電子制御燃料噴射のEFIなどと同じなんだが。この2つのエンジンの独立した2つのFADECがほぼ同時に制御不能になったことで、もうこれは天文学的な確率の低さだ。

ちなみに777は世界中で飛んでるのだけど、日本の航空2社は、この問題のRR(ロールスロイス)社のエンジンを採用していない。

最悪の予想としては、着陸直前の最悪のタイミングで、それを狙っての新兵器によるものだった、という真相だな。

簡単な対策は、技術開発の流れに逆らうように、別系統のケーブルをエンジンまで引っ張って、最後は手動でエンジン制御できる非常系を作ることだが。。。


ACARS用の受信機購入と [航空]


機上のACARS端末

航空機と地上とのデータリンクのための規格でACARSというものがあり、これを地上側でデコードして位置情報などをとることができるのは知っていたのだけど、以前からうまく使えていなかった。KG-ACARSというフリーソフトがあり、この目的のためにもっとも適しているといわれる受信機を新規に買った。

ALINCO DJ-X3

どうもアマチュア無線機などは、高級であればあるほど低周波(音声)にフィルターが入ってて、受信機のスピーカー出力をPCのラインかマイク入力に低周波で渡すこの方式では、このフィルターが悪さをしてデータデコードできないらしい。手持ちの無線機・受信機では全滅だったので、安いのを買ったという訳。


で、推奨仕様よりも悪い500MHzのPentiumIIIのThinkPadに早速つないで見ると、なんともあっさりとデコードOK。他の仕事をさせると、さすがにデコードパワーが足りないようだけど、シングルでこれだけやらせている分にはOK。

この画像は新千歳から名古屋に向かって、新潟の北から南へ抜けようとしているJAL3118便のB747と、羽田から新千歳へ向かって山形近辺を北上するJAL0545便。初ゲットの機影。

他のBlogなどを参考にしてみても、さすがに相手が高高度を飛ぶ送信機なので半径300kmくらいは受信できるようだ。ただ、データ音は聞こえていてもかすかで、デコードできないものがかなりあり、こればかりはアンテナ環境を良くするしかないようだ。今はとりあえず南向き1Fベランダに置いただけのアンテナであり、まあ無理もないのだが。。。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。