CESでの新型 [AVCHD]
CESで各社から次世代ムービーが発表に。
総じて、メモリーとのハイブリッド記録、静止画の同時記録枚数制限撤廃、
CMOS高画素FullHD(1920x1080)化。
SONYはHDDモデルがメモリースティックへの動画記録に対応。
HDD容量やCMOS解像度により、SR12,SR11,SR10の各種あり。
CANONはSDカード記録モデル発表。30Pモードなど新機能も。
SONY SR10とSR11
SONY
モデル CMOS レンズ 換算 静止同時静止顔$価格 重量
SR12 120GB MS 1/3.2 560万 12倍F1.8-3.1 40-480mm 10M 7.6M ○ 1400 650g
SR11 60GB MS 1/3.2 560万 12倍F1.8-3.1 40-480mm 10M 7.6M ○ 1200 650g
SR10 40GB MS 1/5 236万 15倍F1.8-2.6 40-600mm 4M 2M 1000 560g
HC9 HDV MS 1/2.7 320万 10倍F1.8-2.9 40-400mm 6.1M 2M 1100 550g
SONY新型のポイントは、静止画の同時記録枚数制限撤廃(HC9除く)と高画素化で、
αシリーズのBIONZてなチップで処理能力UPの賜物。
顔検出もあり、画質もCyberShotに準じると思われる。
SR12、SR11の1000万画素の静止画が、1000万画素級の実力が無くとも、
700万画素級の実力はあるだろうから、早く実物サンプルを見たいものだ。
Canon HF10
CANON
HF10 16GB SD 1/3.2 330万 12倍F1.8-3.0 2.76M 2M 1099 380g
HF100 SD 1/3.2 330万 12倍F1.8-3.0 2.76M 2M 899 380g
HV30 HDV SD 1/2.7 330万 12倍F1.8-3.0 2.76M 2M 999 535g
(HC9のMSとHV30のSDは従来同様静止画記録のみ)
CANONのSDメモリー記録の新型は、なんと言っても軽い! SONY CX7並みの軽さだ。
軽さと画質のバランスがよく、データ取り回しもSDなら何も問題ない。
特にHF10は、内蔵16GBとSDカードのハイブリッドというのが新しく、SDの今後の価格破壊で
実用度は上がっていくだろう。
Canon HV30
CANONのHDV機のHV30は、好評のHV20のマイナーアップ。ズームレバーやバッテリーなど、
Web等で指摘されている問題点を地味に改良してきているのは、評価してよいだろう。
イメージセンサーの大きさが、HC9とHV30が大きいので、HDVの解像度だけはともかく、
光学系を含めたトータルの画質ではこちらの方がよくなるだろうと予想する。
昨年来、テープレスに行くか、テープに留まるかを本気で考えさせられるラインナップが
今回も続いている感じがする。
いつも楽しく記事拝見しています。
家庭用ムービーについては収録メディア変遷にともなって
HDVからAVCHDへと世代交代したようですね。
ブルーレイとHDDVDの争いにも決着した感もあり、これからは
セルソフトはブルーレイ、ホームムービーはAVCHDという感じになりそう。
業務用のハイビジョンも配布についてはAVCHDが主流になりそうな予感。
HDVやXDCAMで撮影した素材のAVCHD化に道が開けました。
HDVなら完パケ素材をiLink経由でパナの新DIGAにダビング。
AVCRECで最長100分まで片面一層に入れられます。
このままだとDIGAでしか再生できないのですが
ユーリードのDVDMOVIEWRITER6を使うとこのDISCのクリップを
利用してスマートレンダリングでAVCHD化が可能になります。
XDCAMならVEGASPRO8で編集して完パケをSONY/AVCで
出力すればこれもそのままDMW6を使いスマレンでAVCHDにできます。
DIGAを使えばDIGA送りとAVCREC化に等倍(100分素材で合計200分)
AVCRECからHDDに素材コピーに15分、DMW6のAVCHD出力に15分
合計230分強で100分のAVCHDディスクが作れます。
XDCAM/VEGAS8ですとSONY/AVC出力に3Gクワッドで260分
後のフローは同様なので合計290分強で完成です。
AVCHDなのでUDF2.5ですがACARDの最近のデュプリコントローラなら
これをマスターにして普通に量産コピーできます。
従来のワークフローに近い形で低コストのHD配布が可能です。
来月にはパナソニックからDVD・DIGAの廉価版もでるようで
これが量販店で5万円で売られるようになれば2011年を待たずに
ハイビジョンが普及しそうです。
by 山口 (2008-01-27 22:46)
更に面白いことがわかりました。
PS3でも音も含めて再生させるためには、Panasonicのレコーダーで
「音声固定」にしないとだめでした。ただこれだと「高速ムーブ」が
使えなく、ダビングとムーブで元素材の2倍の時間がかかります。
ところが不思議なことに「音声オート」で「高速ムーブ」させたAVCRECも
一度AVCHDに変換してやると、PS3でもちゃんと音声が出るんです。
これでダビング→高速ムーブ→AVCHD化という流れになり
元素材の時間+30分程度で互換性の高いAVCHDが作れるように
なりました。パソコンで2パスエンコードに4倍とか6倍とかの時間を
費やす必要がありません。機会があればお試しください。
by 山口 (2008-01-30 10:18)