SSブログ

Canopus、一番ノリ!AVCHDからの変換 [AVCHD]

CanopusがAVCHDからCanopusHQ Codecへの変換ソフトを、12月22日より無償ダウンロードで提供をはじめる。

http://www.canopus.co.jp/press/2006/avchd.htm

なんとも、太っ腹、Canopus。早期に入手して、早速動作確認を取らなくては。

これでEDIUS Pro 3 for HDVのキャンペーン版(1万円ちょっと)があれば、AVCHDの編集に困る事はなくなる。ProCoderExpressと連携させれば、HQを媒介してQuickTimeやWMVなどへの変換も可能になる。

やはり、このツールとProCoderとの相性が重要で、さらに変換速度だな。

MPEG2-TS 25Mbps(HDV圧縮)からCanopusHQへは、デュアルコアの3GHz弱でリアルタイムで行けたので、AVCHD圧縮をAVCHD Playerで余裕リアルタイム再生できるCoreDuo系の高いクロックCPUなら、かなりの速度が見込まれる。そのくらい、HQは軽めの圧縮でハンドリングも軽いという確信はある。

AVCIntra陣営はプロ向けだが、Canopusのこの民生向けの一発は、なかなかきついだろう。トータルフローとして見た場合、1倍速以上のスピードでちゃったら、どうしよう。。。。でそうだなぁ。。。


AVCHDのワークフロー、昨日から色々実験中 [AVCHD]

ソリューション検討で、昨日から夜通し色々実験中。

ある所に、DVDドライブがある。または、USBケーブルが巻いてある。そこは雨風がしのげて、電源があり、ネットワーク回線が引けて、セキュリティがある程度あって盗難されない所。公民館とか役場とか、普通の家庭でもよいし、車でもよい。

なにかよい映像が撮れたら、そこへ行き、DVDドライブに撮れた8cmDVDをセットする(またはUSBケーブルをカメラにつなぐ)と、ドライブアクセスランプがピカピカ点滅し始めて、伝送が始まる。
約8倍速くらいの伝送スピードなので、撮影時間の1/8くらいの時間で伝送完了する。30分撮ったら、4分くらい。60分撮っても、10分以内に終わる。
伝送中に電話して、内容を伝える。アクセスランプ点滅が終わったら、伝送が成功したことを電話確認して、DVDを取り出す(またはUSBケーブルを抜く)。
急いでいるときなら、DVDを入れっぱなしで後刻取りに来ればいい。次に来た人は指示に従って今のメディアの伝送成功を確認して取り出し、自分の持ってきたDVDを入れる。USB接続ではそうは行かないので、その伝送している数分は待つ。

HDVの30MbpsにもなるIP伝送を実用化したばかりだが、AVCHDの活用の場を見極めるポイントは、元がファイルであって、ゆっくりだろうと高速だろうと確実に送れるということ。

ただ、同じファイルネームになる複数の8cmDVDのファイルを、わずらわしい上書き確認をせず、どううまく自動伝送して管理するか。このマネジメント部分のヒューマンインターフェースが、実際に使う現場にとって最も重要だ。

そこで、自動バッチ処理をフロー制御するため、DOSのバッチ処理コマンドでテストしてみた。しばらくやってみて、これはフリーのバックアップソフトでよいのがあるんじゃなかろうか?と思い、Vectorで探してみたらやはりあった。

BunBackupというフリーソフトが最高だ。コピー元とコピー先で、ファイルサイズやタイムスタンプで同一でない同一ファイル名があれば、世代を分けて別フォルダにバックアップができる。そのフォルダ名も、\\PC\A地点\06年08月23日\000001.m2tsのように、うまくカスタマイズ可能。

この方法、絶対に日本中で流行ると思う。ただちょっとだけ難しいのは、AVCHDはUDF形式ってこと。FAT32とかなら、


AVCHDについて、考えてみました [AVCHD]

AVCHDについて、考えてみました。

なにしろhamaproさんがやった静止画へ落とす以外、他方式へ変換する術がないので、HC3で液晶画面の一部を拡大再撮してスローで見ましたが、モードを下げるにしたがって細かい部分で「間引き」が目立ちました。(が、それも液晶のピクセル1つ1つがハシゴ状にならんでいるのが見えるほどな環境で)

やっぱり難しいですね。こういうデジタル圧縮の画質劣化の評価って。

でも論理的に考えると、静止画でならほぼ差が無いけれど、その1フレームもある一瞬を捕らえているわけじゃない。1フレーム内の部分によって、時間軸のゆらぎがある動画像、という表現が適切でしょう。

ここまで深い圧縮ともなると、この時間軸のゆらぎに、ある程度(消費電力からも)割り消る必要があったはず。
0.5秒のタイムワープ・フリーズは、今後議論の的になるんでしょうが、実際に使われて行くのも、売れるのも、間違いないでしょうね。

きっと、「こんな動画は気持ち悪くって見られない」って嫌いな人と、「何のこと?」と全く気にならない人と、2つに割れるんでしょう。


HDR-UX1について [AVCHD]



hamaproさんのとこで、UX1の画質を見てきた。本体の1080i出力でプラズマのIP(インターレース・プログレッシブ)変換が入るテレビ環境と、帰宅後にPCの24インチ液晶でPCグラフィック出力1920x1200の内側1920x1080で視聴した感想。

全般:
使い方次第。低ビットレートでも高い効率で圧縮することで、思った以上に高画質だった。
とにかく、限界に近い圧縮により、情報量が多いと細かく0.5秒フリーズするブロックノイズが出現する。もっともXGAパネルではよくわからない。フルHDなモニターではよくわかる。

■HQ+(12Mbps)は、HDVを凌駕しているかもしれない。このさらに上の15MbpsモードがSR1にあることから、今後、ひょっとすると、AVCHDプロ機が出現するかも、と予感。

■HQ(9Mbps)は、HDVと同等以上。ワイド画角の風になびく木々とか、水面とか、情報量が特に多いシーンでないかぎり、これが常用で大丈夫だろう。そのようなシーンはHDVでも厳しいのは一緒。

■SP(7Mbps)は、情報量が多い画面では「0.5秒程度のブロックノイズ的かつ部分的フリーズ」が見えてくる。が、画面の1/3程度ざわつかない面積があれば、ほぼ問題ない。一般的な家庭ビデオなら、このモードがやはり標準になると思う。僕が家庭用に買えば、このSPをデフォルトにする。

■LP(5Mbps)は、静止していれば、HQ+と同じだが、情報量が多いとすぐに「ざわつき」「0.5秒程度のブロックノイズ的かつ部分的フリーズ」が見える。

●地上デジタルハイビジョン放送を基準にする家庭用なら、LP5Mbpsでも十分「ハイビジョン」画質と言ってもよいと思う。ディスク残量が厳しければ、ここまで落としても「とりあえずハイビジョン」として実用になる。
●速報命の報道系では、余裕があればSP7Mbpsで、緊急時はLP5Mbpsで、伝送時間を短縮すべき。
●一般情報モノでも、SP7MbpsでOKだと思う。毎日撮ってすぐ出す、という程度なら、LP5Mbps画質で放送しても、特に問題はないような。
●カメラ部はソニー設計者の言うとおり、HC3と同等。多少、マニュアルコントロール系の操作性が変わった。(よくもあり、わるくもあり)
●デッキ操作系は、さすがにわかりやすい。DVDプレーヤーのメニュー表示と同じ。
●今回添付されるソフトで、12cmのDVD-RでAVCHDディスクを作ることができる。添付のAVCHD Playerで、DVD Playerソフトと同様な操作性で、PCハイビジョン・ソフトプレーヤーになるし、PS3でHDTV接続可能。
●8cmDVDメディアを、PCのDVDマルチドライブなどで、その読み込み最高速に近い性能で取り込み可能。UDF Readerソフト添付。UX1をUSB接続しても、外付けDVDドライブとして認識。PCのDVDドライブほど高速ではないが、ドライブなしノートPCなどで出先でUSB接続して取り込みするのも、十分実用的に速い。この場合UX1では、残念ながら、DVD書き戻しできない。(HDR-SR1でHDDへ書き戻せるといいなぁ。。。)
●音声は常時サラウンド収録され、2ch収録不可。LRアナログ出力にはダウンミックスされる。DollbyDigitalが標準。HVではPCM非圧縮は不可。例のワイヤレスマイクがセンターCHになるのも健在。ヘッドホンジャックも復活。AVCHD Playerソフトも2chダウンミックス可。
●HC3と比べると、一回り大きく重い。HC1並み。バッテリーもHC1と同じタイプ。電池の持ちは実用上問題ない。

DVカメラは既にDVDモデルやHDDモデルのほうが普及しているが、このわかりやすさは業務・プロ用途にも、シンプルな操作性で向いていると思う。業務テープレス化の決定版として、メモリーカード、HDD、iVDR、DVDなど、単純なファイルベースのUSBマスストレージクラス対応で、業務用でも何も障害が見つからない。SONYさんは「業務用はまだまだ・・・」と謙遜するが、僕は民生・業務とも一気に普及すると見た。先にも書いたが、やはりAVCHDはXDCAMHDキラーだ。

音声系に5.1ch(かつ圧縮前提)へのこだわりがあり、このあたり音やさんは「つかえねー」と言う人と、「面白い!」という人に2分されそうな気がする。個人的には、センターCHにBlueToothワイヤレスマイクを使って、アマチュアビデオをサラウンドを撮って遊んでみたい、と思った。

interBEEは業務用では間に合わないだろうが、近いところではWPC EXPOなどで、まず運動会カメラとして評判になるだろう。AVCHDは業界標準として規格がしっかりしており、各社の工夫で参入しやすいので、今後も業務機器も応用展開するだろう。NAB2007が楽しみだ。


AVCHDカメラの位置づけ [AVCHD]

ソニー・ハイビジョンDVDカメラ 撮影中~
AVCHD規格に対応し、DVDを使う新しいハイビジョンカメラが、来月ソニーから発売されます。


明日、AVCHDカメラHDR-UX1を見せてもらいに、東京へ行ってきます。当初、夜行バスででもいくかな、という感じだったけど、やっぱり新幹線。
で、個人的・楽観的・およそふしだらな結論は

UX1は、XDCAMHDキラー!

ってな感じでしょうか。
だって、
光ディスク、複数の画質モードで最高画質はHDV並み、テープレス・ディスク記録で目的シーンをワンタッチ出し、カット編集NLEがカメラで完結。

これだけ共通項があって、14-16万円(バッテリーまで込み)と350万円(レンズ無し)の差。DVD+RW DLが当初高いったって所詮DVDベース。ProfessionalDiskはBDベースでもっともっと高いから、ランニングコスト差もじわじわ効く。

別な言い方では、XDCAMHD1台と、AVCHD23台。どちらを買いますか?目的にもよるんだが、まあ、既に勝負がついている(^_^)。HDVがHDCAMキラーになっているのと同じ構図。古い言い方では、SONYブロードキャスト対SONYマーケティング。

さて、出力されるのは、H.264/AVC映像と、DollbyDigital5.1chサラウンド音声だ。
ffdshowとかのフリーCODECと、PowerDVDなどのセルソフトウエアで、早急になんとかしたいところだが、これもコーヒーを飲みながら少し考えを整理すると、無理に必要が無いことがわかる。

あるいは、これらはUSBしか入出力が無く、i.Linkがないのだけど、それは「どーせ撮影時からテープレス・ビデオファイルなんだから、USBマスストレージクラスで扱ってよ」というSONYの暗黙の指示だ。

それがやや致命的だが、解決策が無いわけではない。i.Linkは普通の人にとってはただの端子だが、こと業務放送系にとっては、途切れない1倍速ストリーミングの重要な端子。それが無いのだから、おのずと「使わずに済む」策を練らなくてはならない。

結局、遠隔地なり、同じ机の上なり、ファイルを再生する、ということ。まあうまくつくろう。


さらにAVCHDの利用法 [AVCHD]

さらに今後、個人的にAVCHDを使うかな、と思う手法に、個人ベースの編集済み映像資産アーカイブをこれにするかな、ということがある。
これまでは、WMV-HDなり、HDV(MPEG2-TS)なりにしていたが、帯に短し。
ただWMV-HDはEDIUSが編集対応したことで、やはり1080のWMVにするかなぁ、と考えていたところ。。。

ただ、AVCHDは今後、安い12cmDVD-Rに焼けば、PS3で再生できるだろうという、これぞ決定版!てな個人配布HDメディアになりそうな予感があり、やはりまだもう少し様子見かな。。


H.264/AVCの画質 [AVCHD]

H.264/AVCの画質が知りたければ、QuickTimeのHDギャラリーがよい。
http://www.apple.com/quicktime/guide/hd/

ほとんどが、容量を少なく、画質を最高にするため、時間をかけてH.264/AVCでエンコードしている。モノにもよるが、9Mbps程度で1080pのHD画質を楽しめる。ただ重要なのは、これは1080/24p(正確には23.976p)ってこと。決っして1080/60pってな無茶な規格ではない。

それに1080/24pで視聴するには結構なマシンパワーが必要。快適に動かすには、PentiumD 3GHz、CoreDuo 1.8GHzクラスが必要。

逆に言えば、DualCore CPUを大変有効に使うアプリケーションであって、HDを視聴するためにDualCoreに乗り換えよう!ってな、CPUメーカーのキャンペーンかな、という感じの流れになってる。実際、intelは一見無関係なビデオ編集などのHD化に対し、お金をつぎ込んで販促やってる。

AVCHDで、メモリーにしろ、HDDにしろ、DVDにしろ、とにかくムービーで撮影する際に、高画質・低容量・長時間を実現するために、なるべく高圧縮なCODECをハードで作りこむ、というのは、HDVと同一線上にある思想で、理にかなってる。

ただテープレス化で問題になるのが、1-2桁少ないメディア容量であり、許容範囲で収録可能時間を短くし、ハードCODECチップの消費電力と画質のバランスをとっていく、という作業が、SONYは相変わらずうまい。

次のpanasonicがどうでるか、楽しみだ。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。