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ACARS用の受信機購入と [航空]


機上のACARS端末

航空機と地上とのデータリンクのための規格でACARSというものがあり、これを地上側でデコードして位置情報などをとることができるのは知っていたのだけど、以前からうまく使えていなかった。KG-ACARSというフリーソフトがあり、この目的のためにもっとも適しているといわれる受信機を新規に買った。

ALINCO DJ-X3

どうもアマチュア無線機などは、高級であればあるほど低周波(音声)にフィルターが入ってて、受信機のスピーカー出力をPCのラインかマイク入力に低周波で渡すこの方式では、このフィルターが悪さをしてデータデコードできないらしい。手持ちの無線機・受信機では全滅だったので、安いのを買ったという訳。


で、推奨仕様よりも悪い500MHzのPentiumIIIのThinkPadに早速つないで見ると、なんともあっさりとデコードOK。他の仕事をさせると、さすがにデコードパワーが足りないようだけど、シングルでこれだけやらせている分にはOK。

この画像は新千歳から名古屋に向かって、新潟の北から南へ抜けようとしているJAL3118便のB747と、羽田から新千歳へ向かって山形近辺を北上するJAL0545便。初ゲットの機影。

他のBlogなどを参考にしてみても、さすがに相手が高高度を飛ぶ送信機なので半径300kmくらいは受信できるようだ。ただ、データ音は聞こえていてもかすかで、デコードできないものがかなりあり、こればかりはアンテナ環境を良くするしかないようだ。今はとりあえず南向き1Fベランダに置いただけのアンテナであり、まあ無理もないのだが。。。


BA38の事故 [時事]

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2338248/2535463
このblogの英語ソースによると、、、

The crew managed to control the descent to a touchdown with wings level, on grass just over the perimeter fence at Heathrow, on the 27L extended centreline. The gear was down, flaps were set at about 20°, and the indications are that the crew had started the auxiliary power unit.

クルーはなんとか水平を保ちながらヒースロー空港の27L滑走路の延長線上の草地に降下し着陸しようとした。
ギヤは降りてて、フラップは20度、計器は予備のパワーユニット(APUと言って機体の最後部にある予備のタービンエンジン)を始動した状態だった。

On touchdown the 777's gear dug into the soft ground and separated. The aircraft came to rest at the threshold of runway 27L having made a short ground run of about 350m (1,150ft), probably because at touchdown the aircraft was close to its stalling speed.

接地で777はギヤを柔らかい地面に取られて離れた。機体は27L滑走路末端の空き地まで来ており、ほんの350mだけ短く滑走した、これは恐らく接地前に失速する速度に近かったためだと思われる。

また、デイリーテレグラフ紙で、専門家の話として、ガチョウなどの鳥の群れを吸い込んだためでは?という憶測を載せているのを、さも確定情報のように各紙が転載しているんだけど。

あのなぁ、、、鳥の群れを吸い込んだりしないと、2つのエンジンが同時に死ぬなんてことが説明しにくい、というだけで、ちょっと航空機のシステムを知ってる人間ならこの程度は言うって。

そうではなくって、今回の場合は、両エンジン無反応停止って状態が異常なのであって。

鳥を吸い込んで、異常燃焼とか、何らかのトラブルが発生したら、普通は計器に出る。自動着陸でエンジン推力も自動にしていて、上がらなくなったから手動でスロットルを上げてみたけれどエンジンが無反応だった、というのは、何もエラーワーニングが出ないままで(姿勢や高度を維持できないなどで不自然を感じるまでは)パイロットは気づくのが遅れた。

このビデオは順調なアプローチの最終段階で、順調にアプローチしていたからこそ、高度を処理して(失って)いて、気づいた時にはもう手遅れ。だから今回はデクレア・エマンジェンシー(緊急宣言)することなく、実質的に緊急着陸している。もう1秒も無駄に出来ない緊迫した状態だったはず。

もう1分でも30秒でも早く気づけば、高度を維持したまま空港上空まで行き、うまく旋回したり高度を処理しながらちゃんと滑走路に降りているはず。そのくらい、もう限界に近いくらいに高度を処理し、もうすぐ着陸だという段階で、最後の一踏ん張りする推力が無かったことになるが、そんなに危ない最後の1−2分にガチョウの群れに突っ込んで、パイロットが気づかない訳が無いし、エンジン計器に異常やワーニング音が出ない訳がないし、それをパイロットがわからない訳が無い。

というか、オートスラスト(推力自動制御)中に、エンジンが自動では制御できない(上がらない)時点で、すぐに大音響ワーニングが出ないほうがどうかしてる。

777はボーイングで初めてのフライバイワイヤー機で、コントロールを油圧やケーブルで直接行わず、いわば通信で制御している機体だ。エンジンも同じで、コックピットのスロットルとエンジンは、いわばLANのデジタルデータでしかつながっていない。

777は2発のエンジンなので、1発でもエンジンが死ぬと影響が大きい事から、殊更に信頼性の面では慎重な設計がなされているはずだけど、今回の場合は左右独立した設計の別系統で2重化出来ているはずのエンジン制御系に、同時多発にトラブルが発生したのだとしたら、問題はとても根深い。エンジンメーカーはロールスロイスで、英国にとってはさらにやっかいだろうが、しっかりと問題点を調査してもらいたい。


CESでの新型 [AVCHD]

CESで各社から次世代ムービーが発表に。
総じて、メモリーとのハイブリッド記録、静止画の同時記録枚数制限撤廃、
CMOS高画素FullHD(1920x1080)化。

SONYはHDDモデルがメモリースティックへの動画記録に対応。
HDD容量やCMOS解像度により、SR12,SR11,SR10の各種あり。
CANONはSDカード記録モデル発表。30Pモードなど新機能も。


SONY SR10とSR11
SONY
モデル     CMOS    レンズ   換算  静止同時静止顔$価格 重量
SR12 120GB MS 1/3.2 560万 12倍F1.8-3.1 40-480mm 10M 7.6M ○ 1400 650g
SR11 60GB MS 1/3.2 560万 12倍F1.8-3.1 40-480mm 10M 7.6M ○ 1200 650g
SR10 40GB MS 1/5  236万 15倍F1.8-2.6 40-600mm 4M  2M  1000 560g
HC9  HDV MS 1/2.7 320万 10倍F1.8-2.9 40-400mm 6.1M 2M  1100 550g

SONY新型のポイントは、静止画の同時記録枚数制限撤廃(HC9除く)と高画素化で、
αシリーズのBIONZてなチップで処理能力UPの賜物。
顔検出もあり、画質もCyberShotに準じると思われる。
SR12、SR11の1000万画素の静止画が、1000万画素級の実力が無くとも、
700万画素級の実力はあるだろうから、早く実物サンプルを見たいものだ。


Canon HF10

CANON
HF10 16GB SD 1/3.2 330万 12倍F1.8-3.0  2.76M 2M  1099 380g
HF100   SD 1/3.2 330万 12倍F1.8-3.0  2.76M 2M 899 380g
HV30 HDV  SD 1/2.7 330万 12倍F1.8-3.0 2.76M 2M   999 535g
(HC9のMSとHV30のSDは従来同様静止画記録のみ)

CANONのSDメモリー記録の新型は、なんと言っても軽い! SONY CX7並みの軽さだ。
軽さと画質のバランスがよく、データ取り回しもSDなら何も問題ない。
特にHF10は、内蔵16GBとSDカードのハイブリッドというのが新しく、SDの今後の価格破壊で
実用度は上がっていくだろう。


Canon HV30

CANONのHDV機のHV30は、好評のHV20のマイナーアップ。ズームレバーやバッテリーなど、
Web等で指摘されている問題点を地味に改良してきているのは、評価してよいだろう。

イメージセンサーの大きさが、HC9とHV30が大きいので、HDVの解像度だけはともかく、
光学系を含めたトータルの画質ではこちらの方がよくなるだろうと予想する。

昨年来、テープレスに行くか、テープに留まるかを本気で考えさせられるラインナップが
今回も続いている感じがする。


XDCAM EX [HDV]

SONYの新型、PMW-EX1が発売に。某所からお借りしてテスト。

撮像素子 1/2型、Exmor CMOS、有効画素数 1920(H)×1080(V)
感度   F10
映像SN比 54dB (標準)
水平解像度 1000TV本以上

感覚的には、HDV初代のFX1という感じで、恐らく設計グループも同一ではないかと感じた。

重くて驚いたが、高画質でも驚いた。ボディなどはとってもプラスチッキーで、FX1から全然高級感が増していないのだが、内容にお金がかかっているのだろう。従来のXDCAM HD が2/3インチになり、422で画質を上げて来てるところに、従来だと330万円くらいかかってやっと手に入った高画質が、これは70万円で買える。

FCP6.0.2で編集も可能になった。QuickTimeにXDCAM Transferというソフトが変換してくれる。Core2Duo では、実時間の1/4から1/5の時間で完了する。.mp4から.movになるが、それでもVBR35Mbpsのまま。この.movファイルは、普通にQuickTimePlayerで再生できるし、Motion3でもXDCAM EX 1080/60iのプリセットがあり読み込める。

HDSDIでブラウン管のモニターと、iMac24インチ液晶のFullHDで見たが、非常に繊細な1920の映像が見て取れる。直接のライバルはHDD5の1920で、HDCAMとは凌駕している部分と劣る部分とがある。

細かい部分での圧縮ノイズは見つける事が出来るが、それはHDVよりずっと上のレベル。容量制限のきついメモリー記録ということもあり、落としどころとしての35MbpsのVBRは、なかなか良い所をついている。メモリー記録だからこそVBRが使えるわけで、組み合わせはよい。

HDCAMを記録フォーマットとして見るならば、XDCAM EXのほうが解像度や発色では勝る部分もあり。ただ、HDCAMのカメラという完成品としての750などと比較すると、やはりまだ2/3と1/2の違いを感じる部分も残る。だが、総じて70万円で買えるカメラとしては、すごい高画質とは言える。

驚いたことにこの値段でCinealtaだから、ソニーマーケティングの突拍子の無さには驚かされる。今年、最も大きなサプライズだ。十分に映画が撮れるカメラだ、という意味で。しっとりとした24コマや30コマがネイティブで撮れる。HDVテープでの24Pは、擬似的に60iに24PsFで撮っていたので、データ量は60iと変わらなかったが、24Pネイティブでメモリー記録すると、2割少ない容量で済む。

FCPでの反応はきびきびしたもので、別にHDVと変わりはない。しかし、ついつい素材の窓を大きくして、フルHDで見たくなってしまうのには、笑ってしまうほどだ。最初だけだろうが、編集効率が悪いことといったらない。。。

なお、SPモードで撮ると、1440x1080の25MbpsになりHDVと同じ圧縮であり、さらにi.LinkでHDVテープデッキエミュレーションが働くから、これまでのノンリニアで編集するのは全く問題ない。ノンリニアから巻き戻しや早送り制御もやってくれ、カメラ液晶のサムネイルのブリンプが移動していく。このSPモードでも、光学系がよいので、これまでのHDVカメラよりは高画質だ。

またこの価格でHDSDI出力が付いており、あたりまえだがこのスルー出力は非常に美しい。エクスパンドフォーカスという、昨今のプロ機では結構付いてる機能も載っている。画面中央を拡大して、マニュアルフォーカスを合わせやすく見せてくれる。

重いバッテリーで360分とかインフォリチウム電池残量が出るが、実際には4時間ほど持つ。軽い方が半分で、重量も半分になり、なんと400gも軽くなる。こっちでも2時間も持つので、軽い方(U30)がお勧め。

ただ、重量バランスといい、ボタン配列といい、デザインといい、このゴツゴツとして洗練されていない所はFX1そっくりで、長時間撮影で大変な思いをする覚悟と、自前で編集しクオリティより内容を自問自答することと長い付き合いになるのを覚悟すれば、個人でもボーナスやローンで、小さなプロダクションでもルーカスから始まったCINEALTAを買ってみるのもアリだろうか。僕はとても買えないけれども・・・・。

真剣に映画を作りたいアマチュアを、こうした機器面で応援するメーカーには、がんばってもらいたい。


64bit化における体力勝負 [HDV]

DMX-HD700を調べてて、このblogを見つけた。

Windows VistaだXPだという以前に64bit化が問題だ
Filed under: Digital — kamikura @ 10:21:01
>PCの性能向上をを引っ張っていくためには、業界のリーダーとも言えるマイクロソフトの
>ようなメーカーが積極的に64bitへ移行するための施策を行わなければ、業界全体の発展は
>望めないだろう。
>もしも、この動きに乗り遅れるようなら、アップルなど他社にその覇権を握られてしまうの
>も近いかもしれない。

まさに今それが進行中だと思う。
MacOSXは既に64bitOSをハードメーカーでもある自社で開発。
キラーアプリであるFCSと合わせて、appleはワンストップでセキュリティアップデート。
4GBの壁もなく、8GBでも16GBでも載せられる。

Windowsでなければできないのは、もはやMicrosoft FlightSimulatorだけかもしれない。


HD700の存在は、AVCHD機に比べると画質に問題があるが、
画質を問題にする以前に「その場」に機材を持っていなきゃ撮影できないという
根源的なテーマを突きつけられていると感じる。


直感とひらめき [旅行]

結婚以来、嫁さんに言ってきて、彼女も確信に変わっていることを紹介する。

「直感は、たいてい、正しい」
「答えは自分の中にある」

人間は無意識下で、いろんな情報を得る。それらすべてを処理はできないけれど、
実はその無意識下で、答えが出てることが多い。

感覚だけで生きている女性とか、霊感をすべての拠り所にする新興宗教の入信者とか、
そういうのを肯定も否定もしないが、ここで言ってるのとは違うから念のため。

初めての旅先で、おいしいレストランを見つけてしまうとか。
行き先を決めてない旅行で、現地の地図を眺めて、行き先をなんとなく感じるとか。

結果オーライなことが多いんだな。


オタクの語源、由来。カミングアウト。

実は最近気になって、オタクの語源や由来について、あちこち調べてみたんだけど、、、
ウィキペディアとか、もろもろ。

1983年に漫画雑誌「ブリッコ」でおたく族と命名したの(中森明夫氏)がいるとか、
http://www.burikko.net/people/otaku.html

アニメ「マクロス」で「おたくさぁ、」という台詞があったとか、
その頃のコミケで、「君は、」という代わりに「おたくは、、、」と会話されていたとか。。。

でも、その語源には、調査が進んでいない。

ところが。。。

1970年代に、確かに、「君は、」「あなたは、」という代わりの言葉として、
「おたくは」「おたくの方では」という使い方をしていたなと、記憶がはっきりあるんだな、
僕には。

嫁さんにしかバラシてなかったけど、どうやら語源・由来は、この僕らしい。。。

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予想以上の出来!HVR-S270J [HDV]

http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200711/07-1114/

InterBEEに行ってきた。旧知の顔によく会うこと、会うこと。。。

さて、目的の一つである、SONYの新型。HVR-S270J。
NABまで待てずにInterBEEで出してくるあたり、SONYもかなりAVCIntraに煽られているようだ。

3クリアビッドCMOSの画質には、正直言って驚いた。少なくとも液晶/PDPで見る分には、地上デジタルやBDなどに再圧縮される事を考えた時、合成などに使われない前提なら(つまり情報系ならば)、問題ないんじゃないか。残念ながらブラウン管マスモニ比較はできなかったが、これって、100万円業務用セグメントのカメラとしては、最高なんじゃないだろうかと先日書いたが、予想通りになった。

確かに民生のHC1からHC3になった時、小型化したのにクリアビッドで高画質化(発色はともかく)したのを認識していたのだが、今回はその発色も100万画素の3CMOS化で補った感がある。発色についてカタログにも、旧来のHDV民生系ではなく、設定で上位フォーマットの発色にあわせられると書いてあることから、やっと旧来のSONY HDV系の「おかしな発色」を認めた格好だ。

HDSDI非圧縮でモニターで見たら、これはパっと見には、プロ用のカメラに安いレンズをつけているのかな?ってな感じだ。GL95というインフォリチウムバッテリーを背負っていたこともあり、もうこれはHDCAMのHDW-750,730代替機になると、直感した。

標準付属レンズは、マニュアルフォーカスとオートフォーカスの切り替えが、フォーカスリングの前後で、なかなか操作性はよかった。オートフォーカスはまだ詰めが甘いが、これはまだ開発中とのことで、普通のHANDYCAM並みにはなるんだろう。

32.0-384mm(35mm換算、16:9時)の引きからあるズーム倍率もあわせて、XDCAM付属のレンズ以上に使いやすいと感じた。テレ端でよく効くレンズ光学手ぶれ補正や、VFの上の液晶の高い品位といい、メモリーレコーディングユニットといい、軽さといい、突発的なもの、突撃取材系のロケには優位に感じる機構が多い。特に5kgの軽さは、片手で持ち上げて人間クレーンができる。しかもVFの上のLCDモニターを下に向けられ(これも絶妙な位置)て、かなり正確なフレーミングができる。

ただ、VF解像感があまりなく、ぼやっとした印象。まだ液晶のほうがいい。このVFでマニュアルフォーカスはかなりきつそうな印象で、この1点でプロ用としてはアウトかもしれない。せめて上位クラスのVFをオプションで付けられるといいんだけど、無理だろうな。

もちろん、肩パッドのある標準的なバランスの型なので、長時間かついでも疲れない。

メモリーレコーディングユニットは、カメラ本体とi.Linkと電源端子をまとめた小型の接点でつながっているだけで、その他に両側に線状の爪の引っかかりがあり、着脱は容易だった。このユニットを外さなければ、カメラ本体のi.Link端子が使えないように、このユニット着脱部の裏にi.Link端子が隠れていた。つまり排他利用だ。

カメラ本体にバッファメモリーが4秒分あるそうで、RECをOFFしてその4秒分をメモリーに書き込めれば(恐らく、CFの転送スピードによって時間が変わるだろうが、ほとんど数秒で)、電源入れたままメモリーレコーディングユニットを取り外しても、ファイルは保護されるらしい。つまり、REC OFF/4sec/ユニット取り外しという、機械的作業で次にまわせるから、これまでのテープイジェクトよりは早くなるだろう。

また、REC中に突然メモリーユニットを取り外しても、数十秒ごとにファイルクローズをしているから、長くて数十秒前まで撮影した分は保存されているそうだ。

設定によって、メモリーREC連動/非連動を設定でき、非連動ならマニュアルでずっとメモリーRECしたまま、HDVをREC/OFF制御が普通にできるそうだ。その逆ができるかどうかは、残念ながら聞き忘れた。また、このユニット表面のボタンインヒビットは無いらしい。かなり強めに押し込まないと効かないので、まあ問題になることは少ないと思うが、気がついたら撮っているはずのメモリーが止まってた、となるかどうか。簡単なプラスチック板でカバーがあるといいと感じた。

CFカードに.m2tファイルという状態は、今時たいていのノンリニアで編集できるはず。一方でHDVテープメディアも、アーカイブ・ストリーマとしては、すばらしく低コストだ。270分のスタンダードカセットまで使えて、いわゆる長時間撮りしなきゃならない記録映像とかブライダルとか教育関係とかの業務にも、十分対応できる。

ただ、なんというか、どうしてもSDHCメモリーカードは、採用したくなかったんだろうねぇ。。。
もし採用してたら、もう拍手喝采だったけど。。。気持ちはわかるよ、という感じだ。

いずれにしてもこれは、いよいよ「ケツに火がついた」SONYが、脇目もふらずに広範囲にシェアを取りに来た、機能てんこ盛り新型機だろう。XDCAM EXが、えらくコストパフォーマンス悪く見えるくらいだ。(本当は、全くそんなことはないのだけど)

世界中の業務/プロで使われるだろうし、CFカードも延命するだろう。


Final Cut Express 4 [FCP]

http://www.apple.com/jp/finalcutexpress/

FCP6に対応するFCE4が、価格を下げて登場した。

AVCHDや、iMovie '08とのXML連携など、FCP6の美点をそっくり引き継いでいて、23,800円は、なかなか安い。特に、iMovieから、カットとディゾルブだけは引き継げる、ってのは、大変に実用的だ。

FCPとの違いは、プロ用CODECの利用や、EDLの扱いなどで、従来通り。ただ、ベジエ曲線利用のモーションパスが使えるとか、そこまで従来版でできたかな?という点も網羅されてて、家庭で使う分には編集機能としては申し分ないと思う。

FCPとFCE両方使っていると、今どちらを使っているかわからなくなりそうだし、FCPを無理して買ってる身としては、「いい時代になったもんだ」と思いつつも、手は出せない。そのくらいに、このソフトは、これから編集を勉強しようという学生や、子の成長記録を少し凝りたいからパパママ世代とか、企業のPVを作らなきゃならない広報担当者などには、手放しでお勧めできる。

この値段は、編集に対するテキスト代という感じになるだろうが、極めるならこれは非常に安い。


InterBEE前の新型 [HDV]

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071114/sony1.htm
実機をみないとなんとも言えないが、スペックだけではとりあえずこのHVR-S270J(115万5,000円)は、ある意味究極のHDVだろう。

112万画素CMOSセンサー3枚使った「3クリアビッドCMOSセンサー」だが、発色には弱いだろうが、HDV圧縮がスポイルする方向では、アリかなと感じる。

今となっては格安なCFへのm2tファイルのメモリーレコーダーも、SONYは業務でHDVを主体にやっていくと宣言/明言したような効果がある。Win系の編集では、m2tファイルのハンドリングはよい。(MacFCPではよくないのだが。)

これはテープ/テープレス環境の混在環境での回答となる、ハイブリッド機と言えると思う。


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